配信教室
「萩野君はよく保健室に来てたから、中毒症状がでたのかもね? だけど大丈夫よ、私みたいにすぐに馴れるから」
嫌な予感が的中し、青ざめる。
「この香りはなんなんですか?」
エイトが俺の代わりに聞いてくれた。
「どんな人間の心の中にでも悪魔は存在する。その悪魔の存在を表に出させやすくする香り。とでも言っておくわ」
悪魔の存在を表に出させやすくする香り……。
それは薬物のようなものなのだろう。
人の欲望を我慢させなくなる香りだ。
俺はよく保健室に通い、この香りを嗅いでいた。
その度に俺は自分の中の悪魔を押し込めておくことができなくなっていたのだ。
俺だけじゃない。
宿泊合宿の前には保健室での身体測定が行われた。
それに参加した生徒は全員がこの香りを1度は嗅いでいることになる。
嫌な予感が的中し、青ざめる。
「この香りはなんなんですか?」
エイトが俺の代わりに聞いてくれた。
「どんな人間の心の中にでも悪魔は存在する。その悪魔の存在を表に出させやすくする香り。とでも言っておくわ」
悪魔の存在を表に出させやすくする香り……。
それは薬物のようなものなのだろう。
人の欲望を我慢させなくなる香りだ。
俺はよく保健室に通い、この香りを嗅いでいた。
その度に俺は自分の中の悪魔を押し込めておくことができなくなっていたのだ。
俺だけじゃない。
宿泊合宿の前には保健室での身体測定が行われた。
それに参加した生徒は全員がこの香りを1度は嗅いでいることになる。