配信教室
☆☆☆
結局、エイトが《マッドマン・ムービー》に投稿しているかどうかわからないまま、放課後になっていた。
胸の中はモヤモヤしたままだが、あんな動画を見たのだと知られればエイトだって居心地が悪くなってしまうだろう。
友人関係が壊れてしまうかもしれない。
そう思うと、簡単に質問することはできなかった。
「澪! 今日は付き合ってよね!」
帰る支度をしていると後ろからそう声をかけられて振り向いた。
そこには仁王立ちをするスミレと、申し訳なさそうな表情の沙希がいた。
「付き合うって、なにに?」
そう質問すると、スミレが沙希の背中を押した。
一歩前へ出た沙希は少し頬を赤らめている。
「あ、あのね澪。駅前に新しいクレープ屋さんができたの」
結局、エイトが《マッドマン・ムービー》に投稿しているかどうかわからないまま、放課後になっていた。
胸の中はモヤモヤしたままだが、あんな動画を見たのだと知られればエイトだって居心地が悪くなってしまうだろう。
友人関係が壊れてしまうかもしれない。
そう思うと、簡単に質問することはできなかった。
「澪! 今日は付き合ってよね!」
帰る支度をしていると後ろからそう声をかけられて振り向いた。
そこには仁王立ちをするスミレと、申し訳なさそうな表情の沙希がいた。
「付き合うって、なにに?」
そう質問すると、スミレが沙希の背中を押した。
一歩前へ出た沙希は少し頬を赤らめている。
「あ、あのね澪。駅前に新しいクレープ屋さんができたの」