霊感… あったの!?
私の曾祖母(父方の祖母の母)は、方位術を嗜む人であったらしいと生前祖母から聞いた。

近所の人々は旅行に行く時必ず曾祖母に相談したという。そんなことをするようになったのは、あるきっかけがあったという。

ある日近所の人を占った時、この日だけはどうしても家を空けた方がいいという忠告をした。近所の人は半信半疑ながらも、その言葉を信じ、その日にちをまたいで旅行に出掛けた。


その旅行中に、その家に電車が突っ込んだというのだ。旅行から戻った夫婦は驚き、飛ぶように曾祖母の元へ訪ねてきたという。命の恩人だと。
夫婦からその話しが広まり、近所の人々はこぞって曾祖母の元へ相談しに来るようになった。


…嘘のような、本当の話し。
そもそもこの時しか、曾祖母の話しはしてくれなかったんですよね。
大きなお家で、祖母はお手伝いさんや御目掛けさん(曾祖父の愛人)に育てられたとか。戦時中は兄・姉達と満州に渡り、十代後半~二十代前半を親元から離れて過ごした祖母。
帰った時には曾祖母は亡くなっていたそう。縁が薄かったのでしょうね。


恐らくこの曾祖母が霊感のルーツなのでしょう。曾祖母の持っていた方位術… ぜひ教わってみたかった!

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