残り100日の私と大好きな君
⑦
次の日
案の定、私は高熱を出した。
抗がん剤で免疫力が落ちているのに外に出たから。
本当なら昨日あそこで死ぬはずだったのに…
やっぱり、結局辛いだけ……
今日は特に吐き気も多くて、朝からもう10回は吐いた。
吐きすぎて、胃液のせいで粘膜が傷ついて、血が混じったものが吐き出される。
喉も痛いし、頭も痛い、視界は歪んで、吐き気は酷い。
苦しくて、痛くて、辛い……
奏汰くんは、ずっと手を繋いだり、背中をさすったりしてくれる。
でも、それだけじゃ足りなくて
ふわふわした頭の私は奏汰くんに抱きついていた。
奏汰くんは暖かくて、安心する。
「咲楽ちゃん……頑張れ…」
そう言って頭を撫でてくれるだけで、安心した。
案の定、私は高熱を出した。
抗がん剤で免疫力が落ちているのに外に出たから。
本当なら昨日あそこで死ぬはずだったのに…
やっぱり、結局辛いだけ……
今日は特に吐き気も多くて、朝からもう10回は吐いた。
吐きすぎて、胃液のせいで粘膜が傷ついて、血が混じったものが吐き出される。
喉も痛いし、頭も痛い、視界は歪んで、吐き気は酷い。
苦しくて、痛くて、辛い……
奏汰くんは、ずっと手を繋いだり、背中をさすったりしてくれる。
でも、それだけじゃ足りなくて
ふわふわした頭の私は奏汰くんに抱きついていた。
奏汰くんは暖かくて、安心する。
「咲楽ちゃん……頑張れ…」
そう言って頭を撫でてくれるだけで、安心した。