俺らの姫になりませんか。
序章
運命の、次期総長の発表だ。


俺が総長になれたら、アイツに、柚希(ユキ)に、告白するんだ。


—姫になってくれ


と。





「第17代、蘭菊の総長は…柊(ヒイラギ)奏。」



「…っ、はい!」


俺だ、本当に俺だ。


「副総長—」


俺が指名されたことが嬉しくて、他の言葉は全く耳に入らなかった。


「おい、奏!前に出てこい!」


「あっす!」





俺の、新しい生活の幕開けだ…!
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