学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます
第1章 私の世界
[side 静音]
「アリサの今日の髪いい感じ〜!」
「ふふーんっ。今日早く起きられたから巻いちゃった♪っていうか、ミコトのピアスもめっちゃ可愛んだけど!」
「本当だー!どこで買ったの?」
「じ・つ・は!彼氏くんからプレゼントしてもらいましたっ!」
キンキンする声が私の耳に跳ねて、甘い香りが鼻をかすめる。
朝のHR前の時間。
いつものように、私の前の席に座る女子グループが、オシャレのことや男の子のことで騒ぐ。
「ミコトにしては長続きしてるよね〜」
「で、どこまでいったの?」
急に声のボリュームを少し下げて話しだしたけど、全然聞こえてしまう。
小野さんが彼氏さんとどうなっているのか知りたいわけではないけれど。
そういう話に興味がないわけじゃない。
「アリサの今日の髪いい感じ〜!」
「ふふーんっ。今日早く起きられたから巻いちゃった♪っていうか、ミコトのピアスもめっちゃ可愛んだけど!」
「本当だー!どこで買ったの?」
「じ・つ・は!彼氏くんからプレゼントしてもらいましたっ!」
キンキンする声が私の耳に跳ねて、甘い香りが鼻をかすめる。
朝のHR前の時間。
いつものように、私の前の席に座る女子グループが、オシャレのことや男の子のことで騒ぐ。
「ミコトにしては長続きしてるよね〜」
「で、どこまでいったの?」
急に声のボリュームを少し下げて話しだしたけど、全然聞こえてしまう。
小野さんが彼氏さんとどうなっているのか知りたいわけではないけれど。
そういう話に興味がないわけじゃない。
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