学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます
第6章 球技大会
「うぉー!高城すげーじゃん!日本史95点?!」
「よく頑張ったね!鈴香ちゃんっ!」
2週間後、無事に終わったテストが返却されて、私たちは鈴香ちゃんのテスト用紙を見て声をかけた。
すごく勉強を頑張っていた鈴香ちゃんは、なんと日本史で95点を取ったのだ。
他の教科も全て50点以上で、クラスのみんなもびっくりしている。
「…すごくない…100点じゃなかった!暗記ものだから絶対自信あったのにっ」
だけど…私たちの反応とは正反対の反応を見せる鈴香ちゃん。
95点ってすごいのに。
それでも鈴香ちゃんは、おじいちゃんに100点見せるんだって言い張っていたから、相当ショックだったみたい。