学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます
「はーい!みなさーん!焼肉はお預けになりましたが、土曜日に打ち上げやるので忘れないでください!」
委員長のそんな声が聞こえて、少し落ち込んでいたクラスのみんなの顔が一斉に明るくなった。
打ち上げ…。
「うひゃー!打ち上げとかJK感やばし!楽しみだね〜!静音っ!」
うっ、
鈴香ちゃんが私の肩に手を回してからなんとも嬉しそうにそう言った。
クラス会とかそういうものに参加したことないもんだから、いまいちピンとこないな。
「私…行ってもいいのかな?」
「はい?」
「だって…みんなに迷惑かけちゃったし…」
倒れたことも、柊くんが試合に参加できなくなったのも。
罪悪感でいっぱいだ。