学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます


柊くんの服装は黒が中心で、シンプルな格好なのに、やっぱりどの角度から見てもイケメンだ。


みんなに押されながらマイクを持った柊くんは、勝手に選曲された今あちこちでよく流れてる人気の曲のイントロに苦笑して息を吸った。


「っ、」


柊くんの歌声がマイクを通して聴こえた時、


シーンとその場が静かになった。


透き通るだけじゃないとても伸びる声。


周りの女の子たちも、私だって…


カッコいい…。


と見惚れてしまっていた。


歌まで上手に歌えちゃうなんて…どこまで柊くんは完璧なんだろうか。



ずっと柊くんを見つめていると…。


バチっと


目が合って…。


胸の鼓動が加速した。


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