学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます


変な勘違いをした自分を殴ってしまいたい。


恥ずかしい。


もう少しで、声に出して否定するところだったよ。


そうだよね…何でそんな勘違いしちゃったんだろう。


自分が柊くんと…そんなこと有り得ないのに。


「あ、うん…そうだよね。付き合ってるかどうかはわかんないけど…」


「そーなんだ。緒方さんいつも一緒にいるから何か知ってるかなって思ったんだけど」


そうだよね知るわけないよね。と付け足してから、女の子は自分の席へと戻って行った。



あぁ、バカだ。何勝手に惨めな気持ちになってるんだろう。
イヤリングをしたからって、顔が急に可愛い芸能人のようになるわけじゃないのに。


ほんっと…恥ずかしい。


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