学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます
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「どうしよう…」
翌日のお昼休み。
私は、まだ自分の弁当箱の蓋を開けずに、いつものランチバッグとは別のもう一つのランチバッグを見つめる。
昨日、柊くんにあんなこと言われたから…。
本当に作ってきちゃった…。
よく考えたら、柊くんは『今度』って言ったのに、昨日の今日で持ってきちゃったら流石にびっくりしちゃうんじゃないだろうか。
っていうか、そもそも冗談だったりしたら本気で引かれちゃうよ…。
「お〜がたさんっ!」
「うわっ!」
突然、後ろから肩を掴まれて体が跳ねる。
「ごめんごめん、びっくりした?」
安定の優しい笑顔で首を傾げてくる柊くんが眩しすぎて私はすぐに目をそらして、頷く。