学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます
第15章 始まり
[side 絢斗]
『お弁当、持ってきてないの?』
『せーのっ!いただきます!』
やっと思い出した。
やっぱり俺たちは出会う運命だったんだ。
*
───ピンポーン
家のチャイムが鳴って、俺は慌てて玄関へと向かう。
さっき、インターホンを鳴らした彼女が、
キョロキョロと緊張しているのが画面越しから伝わって、また好きが積もったところなのに。
─────ガチャッ
「いらっしゃい〜」
「あ、はい。いらっしゃいましたっ」
玄関を開けると、いつもより少し小さくなった彼女が、わざとなのか無意識なのか、多分後者であろう上目遣いでそう言った。
ここで今すぐ抱きしめて、たくさん触れたいけど、今は少し我慢。
『お弁当、持ってきてないの?』
『せーのっ!いただきます!』
やっと思い出した。
やっぱり俺たちは出会う運命だったんだ。
*
───ピンポーン
家のチャイムが鳴って、俺は慌てて玄関へと向かう。
さっき、インターホンを鳴らした彼女が、
キョロキョロと緊張しているのが画面越しから伝わって、また好きが積もったところなのに。
─────ガチャッ
「いらっしゃい〜」
「あ、はい。いらっしゃいましたっ」
玄関を開けると、いつもより少し小さくなった彼女が、わざとなのか無意識なのか、多分後者であろう上目遣いでそう言った。
ここで今すぐ抱きしめて、たくさん触れたいけど、今は少し我慢。