学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます
「え、緒方さんあのヤンキーと知り合い?」
「ちょ、柊くんが話しかけたのもビビったけどさ〜まじどういう関係よ」
あぁ。
穴があったら入りたい。
今すぐお家に帰りたい。
高城さんには申し訳ないないけど。
こんなんじゃ、確実に注目されちゃうよ。
今さっきまで、あの柊くんともしゃべってたんだから。
─────キーンコーンカーンコーン。
あぁ。よかった。
HR始まりのチャイム!!
でも、チャイムがなっても高城さんは私の肩から腕を離してくれそうにもない。
「あ、あの…高城さん」
「え、水臭いな〜!うちら親友じゃん!鈴香でいいよ!ね、静音!」
「っ、、、」
目が落ちちゃうんじゃないかって思うくらい、あまりにもびっくりして私は目を大きく見開いてしまった。