四季

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地域散歩の日、夕方五時。
ぞくぞくと生徒達が帰ってくる。
ゴミをたくさん集めた者、少ない者とだいたいふたつに分かれる。
俺達はというと、約五十リットルのゴミ袋が二つ。そこそこ多い方だと思う。
この日集まったゴミの量は五百キロを超えた。
「これでキレイになっただろ」
「そうね。街の景観もずいぶん変わるだろうな」
「街がキレイになるのはオレも嬉しい」
春や冬真と喋っていると、号令が聞こえてきた。
「今日はみなさん本当にお疲れ様でした。何事もなく無事に終わって本当に良かったです。明日は、ゆっくり休んで下さい。それでは、解散！」
学校の校庭に集まったたくさんの生徒達を夕陽のオレンジが優しく包んでいた。


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