人生~なんとなく~
駆Side

『なあ、その顔どした?』


週末明けのはるかの顔に青黒い痣があった。



誰もが気づく筈の怪我に誰も気付かないのは、はるかが朝から誰とも話してないからだ。



『……べつに』



睨むように俺を見てまた窓の外を見た。



剣道やドッヂボール、器械体操…色々な運動をしてるが、顔に出来る怪我はしないだろう。



何となく、その痣の理由はわかってた気がする。
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