ハト
どうして僕はこの羽を最大限に使わないんだろう。


ヒトになくて僕たちにはあるのが羽、なのに


僕はそのままちょっとだけ海の方に向かって飛んだんだ


ちょっとだけのつもりが気持ちよくっていつの間にか海を渡ってたんだ



どのくらい飛んでたんだろう


広い海の上にポトッと浮かぶ島に僕独り


時間なんて存在しないみたいだったよ
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