クリスマスツリーの前で
「えっ……?」

「時田実桜さん、俺と付き合ってくれませんか?」


……初めて告白された……。


私は予想もつかなかった言葉に驚いていた。


美沙ちゃんの付き添いでサッカー部の練習を見に行ってたのに……。


「ごめんなさい」

私はペコリと頭を下げた。


「実は、美沙ちゃんの好きな人がサッカー部にいたの。
それで、よく見に行ってて。
私には好きな人がいるの。片思いだけど……」

「そっか……。ごめんな、急にこんなこと言って。
これからも、今まで通り、話とかしたいんだけど……」

「うん。もちろん」
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