クリスマスツリーの前で
私を抱きしめる力が、強くなっていく。
凌ちゃんが愛しくなってきて、凌ちゃんの背中に腕をまわし、抱きしめ返した。
そのとき、凌ちゃんが我に返ったみたいに、抱きしめる力を緩め、
私の髪に触れた。
「実桜の髪、まっすぐで長くて、綺麗だな……」
「ずっと前に、凌ちゃんが長い髪が好きだって言ってたから、伸ばしてるの……」
「俺のために……?」
凌ちゃんの瞳が、私を見つめてる。
ドキドキしてる私の心も、凌ちゃんしか見えない。
ふたりの視線が絡んで、
髪に触れる手が、頬に移動したとき、
ガチャッ
部屋のドアが開いた。
凌ちゃんが愛しくなってきて、凌ちゃんの背中に腕をまわし、抱きしめ返した。
そのとき、凌ちゃんが我に返ったみたいに、抱きしめる力を緩め、
私の髪に触れた。
「実桜の髪、まっすぐで長くて、綺麗だな……」
「ずっと前に、凌ちゃんが長い髪が好きだって言ってたから、伸ばしてるの……」
「俺のために……?」
凌ちゃんの瞳が、私を見つめてる。
ドキドキしてる私の心も、凌ちゃんしか見えない。
ふたりの視線が絡んで、
髪に触れる手が、頬に移動したとき、
ガチャッ
部屋のドアが開いた。