クリスマスツリーの前で
私はすごく浮かれてて、約束の時間より1時間以上早く到着できるくらいに、家を出た。
思えば、これが失敗だった。
凌ちゃんとは近所なのだから、一緒に家を出て、一緒にツリーの前まで行けばよかったのに。
私は、よからぬことを企てている人たちがいることなど、予想もできていなかった……。
家を出て少し歩くと、後ろから強い視線を感じた。
立ち止まり、振り返ると、見覚えのある女の子たち。
凌ちゃんファンの女の子たちが10人くらい、私を睨みつけていた。
いつもは60人くらいの追っかけがいるから、今日はその一部。
50人のファンの子たちは、私に危害を加えようとは思わなかったようだ。
思えば、これが失敗だった。
凌ちゃんとは近所なのだから、一緒に家を出て、一緒にツリーの前まで行けばよかったのに。
私は、よからぬことを企てている人たちがいることなど、予想もできていなかった……。
家を出て少し歩くと、後ろから強い視線を感じた。
立ち止まり、振り返ると、見覚えのある女の子たち。
凌ちゃんファンの女の子たちが10人くらい、私を睨みつけていた。
いつもは60人くらいの追っかけがいるから、今日はその一部。
50人のファンの子たちは、私に危害を加えようとは思わなかったようだ。