クリスマスツリーの前で
凌ちゃんにとって私は、手のかかる妹みたいな存在?


私が告白したら、そんなつもりじゃなかったって、よそよそしくなっちゃうの?


私、恋愛経験がないから、凌ちゃんの気持ち、わからないよ。




凌ちゃんを見つめると、目が合った。


「凌ちゃん……。今日、ツリーの前で凌ちゃんに逢えて、とってもうれしい」

ポロポロとこぼれる涙を、凌ちゃんが指でぬぐってくれる。


「……今日、何かあったの?」

凌ちゃんに聞かれて、今日の出来事を話した。
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