病院嫌いなのにお医者さんと結婚！！
翌朝、熱もまだ38度あり、昨日よりはましかなって思ってるけど、咳がひどい。
喘息も出てるみたいで、ゼーゼーしている。吸入もしたけど。

土曜でパパのクリニックは午前だけだし、ママの薬局も午前だけ。

1人で部屋で寝ていたら、晴人さんから電話がきた。
「由美ちゃんの家に着いたんだけど。。。」
「玄関開けるから、ちょっと待って。」

玄関に行ったら、マスクをした晴人さんが来てた。
最近できた駅前のケーキ屋さんのプリンとゼリーを買ってきてくれた。
「食欲なくしてるんだろうって思って、こういうのなら食べれる？」
「うん、ありがとう、ゴホゴホッ」
「咳が気になるなぁ。ゼーゼーしてるみたいだし、今日は、お父さんに診てもらった？」
「ううん。朝は寝てたから」
「ちょっと胸の音だけは聞いといた方がいいだろうね。吸入はした？」
「ちゃんとしたよ。」
「そっか、じゃ、ちょっとだけ診せて」って晴人さんに診察された。
「やっぱり喘息が気になるから、気管支拡張剤入れた方がいいと思うなぁ。専門のお父さんの判断を聞いてみようよ」
「えぇ、嫌だよ。クリニック行きたくないよ」

それなのに、私が行かないならそれでもいいよって、晴人さんがパパと相談するからってクリニックに行ってしまった。
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表紙・目次

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