病院嫌いなのにお医者さんと結婚!!
しばらくしたら、晴人さんがクリニックから戻ってきた。シルバーのトレーを持って。。。
「だから、嫌なのに。。」ってちょっと拗ねてたら
「ほら、由美ちゃん、大丈夫だから」って言いながら、私を後ろから抱きしめるような感じでソファーに座って、テーブルにトレイを置いた。
トレイの中をみると、注射と消毒綿が入ってた。
「注射はいやなのに。。。」
「大丈夫だから、袖をまくるよ」って言いながら、左腕を取られて、袖をまくられた。
ちょっと抱きしめるような感じで固定されてる。晴人さんは器用に片手で消毒綿を持って、消毒したあと、注射器を手に取った。
「いやっ」
「すぐ終わるからね。ちょっとだけチクってするからね」
チクってしたと同時に、「はい、おしまい」って聞こえた。
ホッとしたのに、ズキって痛みがきた。
「えっ!」と思っていると、注射器がトレイに置かれて、注射痕に絆創膏が貼られた。
「痛くなかったでしょ?」
「ううん、痛かった」
「そう?先週ね、小児への注射の打ち方っていう研修があって、参加したんだよ。子どもを泣かせずに注射する方法。今のは上手くできたと思ったんだけど。思ったほどの痛みじゃなかっただろ?」
「どうせ、子どもよりも怖がりだもん。。。」
「もう、拗ねないでよ。誰だって痛いのは嫌なんだから。患者さんが少しでも痛くないようにって医療者は思ってるんだよ。じゃ、片付けてもらってくるから、待ってて」
晴人は、注射針を皮膚に挿入すると同時に「おわった」とか「おしまい」とか言うことで、注射が終わったと勘違いして力が抜けるスキに素早く注入することで痛みが少なくなるっていうのを小児での技術だと学んできた。
「だから、嫌なのに。。」ってちょっと拗ねてたら
「ほら、由美ちゃん、大丈夫だから」って言いながら、私を後ろから抱きしめるような感じでソファーに座って、テーブルにトレイを置いた。
トレイの中をみると、注射と消毒綿が入ってた。
「注射はいやなのに。。。」
「大丈夫だから、袖をまくるよ」って言いながら、左腕を取られて、袖をまくられた。
ちょっと抱きしめるような感じで固定されてる。晴人さんは器用に片手で消毒綿を持って、消毒したあと、注射器を手に取った。
「いやっ」
「すぐ終わるからね。ちょっとだけチクってするからね」
チクってしたと同時に、「はい、おしまい」って聞こえた。
ホッとしたのに、ズキって痛みがきた。
「えっ!」と思っていると、注射器がトレイに置かれて、注射痕に絆創膏が貼られた。
「痛くなかったでしょ?」
「ううん、痛かった」
「そう?先週ね、小児への注射の打ち方っていう研修があって、参加したんだよ。子どもを泣かせずに注射する方法。今のは上手くできたと思ったんだけど。思ったほどの痛みじゃなかっただろ?」
「どうせ、子どもよりも怖がりだもん。。。」
「もう、拗ねないでよ。誰だって痛いのは嫌なんだから。患者さんが少しでも痛くないようにって医療者は思ってるんだよ。じゃ、片付けてもらってくるから、待ってて」
晴人は、注射針を皮膚に挿入すると同時に「おわった」とか「おしまい」とか言うことで、注射が終わったと勘違いして力が抜けるスキに素早く注入することで痛みが少なくなるっていうのを小児での技術だと学んできた。