病院嫌いなのにお医者さんと結婚!!
晴人さんが戻ってきて、2人で部屋に行った。
「ゆっくり寝るしかないよ。だんだんに良くなるから。気管支が広がったから咳も少なくなったでしょ。」って晴人さんに言われて眠った。
晴人さんは、私の休養の邪魔はできないからって、帰っていったけど、また、明日、様子見にくるねって。

一日中、ほとんどうつらうつらと寝て過ごした。
晴人さんが持って来てくれたプリンもゼリーも食べることができた。

夜になって、晴人さんに電話した。
「晴人さん、何してた?」
「今は、症例研究。今度のカンファレンスの資料作ってたよ。」
「仕事してたんだ」
「うん。それより、身体はどう?ちょっとは楽になった?」
「うん、もう咳があんまりでないし、楽になってきたよ。まだ熱はあるけど」
「そっか、治ってきてるね。」
「うん、晴人さんに注射してもらったおかげだと思ってる。ありがとう」
「おっ、由美ちゃんに注射して感謝されたのは初めてかも(笑)いつも、嫌がられてるから」
「そんなことないよ。」
「そう?じゃ、ゆっくり休んでね。明日また、顔見に行くよ」
「うん、待ってるね。おやすみなさい」
「おやすみ」
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