病院嫌いなのにお医者さんと結婚！！

診察室に呼ばれた。
白川さんから状況を聞いていたパパは、そのことには触れずに
「昨夜は仕事忙しかった？」って聞かれた。
「はい、でも仮眠もとれたし、休憩も入ることができるくらいだった」
「そうか、最近、忙しそうだから、ちょっと心配していたよ。じゃ、早速だけど、聴診するからね。」って診察をされた。
「喘鳴は今はほとんどないね。でも、朝になると出るとなると、夜に１つ薬増やしておこう。夕食後に飲みなさい。それと、吸入も処方するけど、１本だけにするよ。なくなる前に来なさいね。」
「えっ、いつもの夜にするのも１本だけ？」
「そうだよ。１週間くらい薬を増やして様子見て、調整した方がいいからね。１ヶ月分出したら、由美ちゃんは、来ないでしょ？」
「・・・」
「はい、じゃ、夜勤明けで帰ってきたんでしょ？帰って休みなさい」ってパパに言われた。

全然、叱られたりはしなかったけど？！薬は１週間分しかない。来週の仕事の予定を見ると、火曜日が土曜の代休になってるから、火曜日にクリニックに行くしかないなぁって手帳に記入しておいた。

薬局に行ったら、ママがいた。
「今回は薬が少ないね。」
「うん、１週間分しか処方してくれなかった。」
「そうなんだ。パパは、由美が朝に咳したりしてるの気がついてたみたいよ。昨日の夜なんで夜勤中に発作が出たらって心配してたもの。」
「わかった。来週は、ちゃんと早めに受診する」