病院嫌いなのにお医者さんと結婚!!
目が覚めたら「由美ちゃん、熱はかってみようか?」って私の額に手を当ててる晴人さんがいてびっくりした。
「おかえりなさい。何時?」
「6時過ぎだよ。」って言いながら、体温計を脇に挟まれてしまった。
「いつから、しんどかったの?」
「えっ、しんどくなかったよ。夜勤から帰って、ご飯食べて寝たんだけど」
「そう?」って体温計を取り上げて見てた。聴診器も当てられて、喉も見られた。
「自覚してなかったのね。結構高いよ。夕ご飯食べてから解熱剤飲もう・・・じゃ、なんか作るからもうしばらく寝てなさい」

晴人さんに言われて自覚したら、結構しんどいかも。。。頭も痛い。。。
ベッドで動けずにいたら、晴人さんが来た。「起きれる?リビングに行く?」
「うん」って起きてトイレに行ってからリビングに行った。

うどんを作ってくれてた。
一緒に食べたけど、半分くらいでお腹がいっぱいになっちゃって残しちゃった。
「うん、まぁ、それくらい食べれたら良しとするか」って言って、パパから前にもらってた解熱剤を持ってきた。
「これ飲みなさい。喘息の薬も飲んでよ」って水も一緒に渡された。

「疲れがたまってるんだろうから、寝なさい」って晴人さんに言われたから、歯磨きして寝室に行った。
でも昼間も寝てたからか、眠くない。眠れなくてスマホいじってたら、「こらっ、由美、寝てなさいって言ったでしょ?(笑)」って晴人さんが入ってきた。
「だって、眠れないんだもん。晴人さんも来てくれないし。。。」
「全く、甘えん坊さんだなぁ。由美ちゃんは。。。普段はしっかりしているのに、病気の時は完全に赤ちゃんだね。」
「赤ちゃんって。。。」
「だって、診察嫌がるし、注射は泣くし。明日は休み?」
「うん、休み。晴人さんは?」
「俺は仕事だから、明日の朝、クリニックに行くように実家に送ってから仕事に行くよ」
「えぇ、いいよ。」
「ダメ。1人でここにいたって、治らないでしょ?」
「そんなことないよ?さっきも薬も飲んだし」
「じゃ、明日の朝、診察してから決めような。」
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