虹のふもと








家に帰ると、玄関で僕を待ち構えていたように両親がいた。



「学校に行ってないってどういう事だ。」



父親にそう言われ、そのまま胸ぐらを掴まれて壁に叩きつけられる。



「授業をサボるだけじゃなく、学校に行かないなんてふざけてるのか。」





いつもよりも激しい暴行。

母親も加わり、激しさを増す。







それなのに、僕は今日はると見た景色を思い出していた。



気づくと星空が帰ってきて、僕は解放される。





いつものように部屋に戻って頭から布団をかぶってそのまま眠りについた。




< 26 / 77 >

この作品をシェア

pagetop