虹のふもと
それから暫く、雨が続いた。
僕の体調も悪いままで、
発作がおきては、治まっての繰返し。
はるに会えないのが残念に思う自分がいた。
ずっと公園に行ってないし、はるはもう
僕の事忘れてるかもしれないな。
そんなことを考えていると、
ドアが開いた。
そのまま布団を引き剥がされて、ベッドから引きずり下ろされる。
見なくてもわかる。
父親だ。
今日は仕事が休みみたいで、朝から家にいる
星空が学校に行ったのを確認して、僕のところに来た。
いろんなところを殴ったり、蹴られたり、
うまく息が吸えなくて、意識が朦朧としてくる。
気づいたたら、次の日の朝を迎えていた。