虹のふもと
放課後、僕は急いで公園に向かう。
今日、初めて僕が先についた。
「ひなた!」
君が僕の名前を呼ぶ。
「話ってなに!」
僕ははるにむかって大きな声で言う。
「僕、またサッカーやる!
はるに見たことのない景色をまた
みせるから!」
そう言ったら、君は満開の笑みで嬉しそうに笑う。
僕は君を抱きしめて、
「それから、」
君の耳元で囁く。
「もう何があってもはるのこと忘れない。
ずっと一緒にいよう。」
そう言うと、君は頬を真っ赤に染める。
「大好きだよ。」
その言葉とともに、
僕は君の唇に
キスをおとす。