終わりのない恋
でもこれだけ言わせてほしい。
「佐伯!今はその、あれかもしれないけど
必ずまた連絡ちょうだい!
友達としてまた話そうよ!」
ひどいかな。
それこそ 自己中心的な考えかもしれない。
けど 佐伯は仕事のできる男で いつまでも私の同期(ライバル)だから。
居心地がいいと感じていたのは 私だけじゃないと思うから。
「何だよ、あれって笑笑
分かってるよ。
俺たちは 酒と場所さえあれば 何時間だって語れる友達だからな。」
新幹線、そろそろだから行くわ。
そう言って、佐伯はベンチから腰を上げた。