【完】『雪の都』

銀行にこの日ちょっと用があった桜子は坂を降り、手稲の駅前まで来た。

すると。

「おはよう」

声がする。

見ると彩がいた。

「彩さんおはよう」

しかし。

桜子は不思議に思った。

彩は菊水の教室の近くに住んでいる。

なぜ手稲にいるのか。

よく分からない。



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