【完】『雪の都』

そういった調子であったためか、確かそこそこレベルの高いホテルでの料理と酒であったにも関わらず、

「どんなん食うたかまるで覚えてへん」

とあとで薫が苦笑いを浮かべたほど、桜子にも薫にも印象が残りにくい忘年会であり、深雪と大輔の件しか残らないほどインパクトのある忘年会でもあったらしい。



< 71 / 192 >

この作品をシェア

pagetop