囚われの雑草姫と美麗冷酷男子の生活
帰宅してから暫くすると先程帰ったはずの左東さんが再び現れて私に紙袋を手渡した
「あの、これは?」
「…その…彰貴様と二人で着用してはいかがかと家内が…」
後ろをしきりに気にする左東さんの視線で気付いた…プライベート用の車には奥様が乗っているようだ
「奥様…あら?車にいらっしゃるんですか?」
「あ、はい…」
「どうかご挨拶させていただけませんか?先日のお礼もしたくて…」
私が申し出ると左東さんが手を大きく振った
「だ、だめですよ、那寿奈さんにお見せできるような…」
「いいじゃないですか…私、母が居ないから色々聞いてみたいんです。お料理とか…だめ、でしょうか…?」
狡いと思ったがきちんと挨拶をしたくてそんな風に言ってみた
料理が得意らしいと言うことは実は先に聞いていたのだ
「…は…畏まりました…少々お待ち下さい」
すぐに車から奥さんを呼び寄せてくれた
「はじめまして月島那寿奈と申します…先日は洋服を揃えてくださって有り難うございました」
「そ、そんないいんです!こんな可愛らしいお嬢さんの洋服ならどんどん選びたいくらいだわ!」
「ハツエ…失礼だぞ、名乗りもせず…失礼致しました
家内のハツエです…我が家は息子しかおりませので…那寿奈さんに選べて嬉しかったようです…」
「はい、そうなんです!申し遅れました左東ハツエと申します…可愛らしい服を娘と買うのが夢でして、主人から今度お世話をするのが可愛らしいお嬢様だと聞いて…つい張り切ってしまいましたの…」
ハツエさんはコロコロと笑うとても可愛らしい方だった
「彰貴さんからお料理上手だと聞きました…今度…良かったら教えてください…」
「え?私が?」
「ぜひ…」
するとハツエさんは嬉しそうに笑って胸を叩いた
「分かりました!…彰貴様をメロメロにしちゃう大好物の料理をお教えしますね!」
ハツエさんは忙しい奥様に代わり幼少期の彰貴さんにご飯を作ったりしていたらしい
かつては本宅の使用人の1人だったらしいのだ
「有り難うございます」
「ところで那寿奈さん…」
ハツエさんは急に声のボリュームを下げて私に耳打ちした
「あのルームウェアは極上の肌触りですから…お二人の甘い時間に是非楽しんでくださいませね?」
「な?!」
どうやら紙袋の中身は…ルームウェアらしい
「彰貴様は肌触りの良いものが大好きですから…フフフ、那寿奈さん…頑張ってくださいね!」
(な、なにをですか?ハツエさん!!!)
「あの、これは?」
「…その…彰貴様と二人で着用してはいかがかと家内が…」
後ろをしきりに気にする左東さんの視線で気付いた…プライベート用の車には奥様が乗っているようだ
「奥様…あら?車にいらっしゃるんですか?」
「あ、はい…」
「どうかご挨拶させていただけませんか?先日のお礼もしたくて…」
私が申し出ると左東さんが手を大きく振った
「だ、だめですよ、那寿奈さんにお見せできるような…」
「いいじゃないですか…私、母が居ないから色々聞いてみたいんです。お料理とか…だめ、でしょうか…?」
狡いと思ったがきちんと挨拶をしたくてそんな風に言ってみた
料理が得意らしいと言うことは実は先に聞いていたのだ
「…は…畏まりました…少々お待ち下さい」
すぐに車から奥さんを呼び寄せてくれた
「はじめまして月島那寿奈と申します…先日は洋服を揃えてくださって有り難うございました」
「そ、そんないいんです!こんな可愛らしいお嬢さんの洋服ならどんどん選びたいくらいだわ!」
「ハツエ…失礼だぞ、名乗りもせず…失礼致しました
家内のハツエです…我が家は息子しかおりませので…那寿奈さんに選べて嬉しかったようです…」
「はい、そうなんです!申し遅れました左東ハツエと申します…可愛らしい服を娘と買うのが夢でして、主人から今度お世話をするのが可愛らしいお嬢様だと聞いて…つい張り切ってしまいましたの…」
ハツエさんはコロコロと笑うとても可愛らしい方だった
「彰貴さんからお料理上手だと聞きました…今度…良かったら教えてください…」
「え?私が?」
「ぜひ…」
するとハツエさんは嬉しそうに笑って胸を叩いた
「分かりました!…彰貴様をメロメロにしちゃう大好物の料理をお教えしますね!」
ハツエさんは忙しい奥様に代わり幼少期の彰貴さんにご飯を作ったりしていたらしい
かつては本宅の使用人の1人だったらしいのだ
「有り難うございます」
「ところで那寿奈さん…」
ハツエさんは急に声のボリュームを下げて私に耳打ちした
「あのルームウェアは極上の肌触りですから…お二人の甘い時間に是非楽しんでくださいませね?」
「な?!」
どうやら紙袋の中身は…ルームウェアらしい
「彰貴様は肌触りの良いものが大好きですから…フフフ、那寿奈さん…頑張ってくださいね!」
(な、なにをですか?ハツエさん!!!)