囚われの雑草姫と美麗冷酷男子の生活
違う部屋に案内されるとそこには
上半身はワンショルダーでウエストにマークされたリボンがアクセントになった
黄色のシフォンが波打つように重ねられた膝丈のスカートのドレスが下がっていて…
着てみると体にぴったりと合う
「先ほどは失礼いたしました
こちらは本当によくお似合いです…月島様の身体に合わせて作ってありますから」
「ありがとうございます…」
ドレスを着て髪をセットしていると足音がして…襟足を整えて貰っていたので俯いていたので鏡に映ったのは足元…
見えたのは黒のストレートチップ
「待てなくて……迎えに来たよ…」
「彰貴さん…」
ゆっくりと顔を上げると鏡越しに目が合う
彰貴さんの黒くて艶やかで綺麗なアーモンド型の瞳に優しい光が宿っている
「可愛い…やっぱり那寿奈は暖色が似合うね」
そういえば親戚でのお披露目会の時もオレンジ色のドレスを選んでくれていた
「ありがとうございます。すごく可愛いドレスで…嬉しいです」
「そうか…良かった」
彰貴さんが優しく後ろから手を握ってくれる
「辻堂様…こちらを…」
「あぁそうだったね…那寿奈、髪を少し上げてごらん」
「はい…」
言われるがままに髪を上げてみると…彰貴さんの長い指が私の首に何やら掛けた
「はい、出来たよ」
鏡を見ると…繊細に煌く金のネックレスにダイヤモンドが小さな花のように幾つもちりばめられている綺麗な金のネックレスのが首元を飾っていた
「可愛いです…」
「薺に似せて作ってもらったんだ。白くて小さくて可愛い花、まっすぐ伸びていて…那寿奈にぴったりの花だからさ」
「…ありがとうございます…」
ナズナ…自分の名前の雑草感にたまに嫌になることもあった
けれど大好きな彰貴さんが可愛いと思ってくれるなら素直にうれしくて
優しく微笑む彰貴さんに感謝の気持ちでいっぱいだった
「行こうか…」
「はい」
彰貴さんにエスコートされてパーティー会場へ向かう
途中、レストランの仲間が忙しそうに料理を運ぶ姿を見ていると
彰貴さんがフフと小さく笑った
「あっちで働きたい?」
「ちょっと……気になります…」
「今日は我慢してくれよ?」
「はい…心得ています」
先ほどからチラチラと仲間たちが視線をこちらに走らせてしていく
「那寿奈がいつもより可愛いからみんな気になるんだね…」
「ち、違いますよ…馬子にも衣装と思われてます、絶対」
上半身はワンショルダーでウエストにマークされたリボンがアクセントになった
黄色のシフォンが波打つように重ねられた膝丈のスカートのドレスが下がっていて…
着てみると体にぴったりと合う
「先ほどは失礼いたしました
こちらは本当によくお似合いです…月島様の身体に合わせて作ってありますから」
「ありがとうございます…」
ドレスを着て髪をセットしていると足音がして…襟足を整えて貰っていたので俯いていたので鏡に映ったのは足元…
見えたのは黒のストレートチップ
「待てなくて……迎えに来たよ…」
「彰貴さん…」
ゆっくりと顔を上げると鏡越しに目が合う
彰貴さんの黒くて艶やかで綺麗なアーモンド型の瞳に優しい光が宿っている
「可愛い…やっぱり那寿奈は暖色が似合うね」
そういえば親戚でのお披露目会の時もオレンジ色のドレスを選んでくれていた
「ありがとうございます。すごく可愛いドレスで…嬉しいです」
「そうか…良かった」
彰貴さんが優しく後ろから手を握ってくれる
「辻堂様…こちらを…」
「あぁそうだったね…那寿奈、髪を少し上げてごらん」
「はい…」
言われるがままに髪を上げてみると…彰貴さんの長い指が私の首に何やら掛けた
「はい、出来たよ」
鏡を見ると…繊細に煌く金のネックレスにダイヤモンドが小さな花のように幾つもちりばめられている綺麗な金のネックレスのが首元を飾っていた
「可愛いです…」
「薺に似せて作ってもらったんだ。白くて小さくて可愛い花、まっすぐ伸びていて…那寿奈にぴったりの花だからさ」
「…ありがとうございます…」
ナズナ…自分の名前の雑草感にたまに嫌になることもあった
けれど大好きな彰貴さんが可愛いと思ってくれるなら素直にうれしくて
優しく微笑む彰貴さんに感謝の気持ちでいっぱいだった
「行こうか…」
「はい」
彰貴さんにエスコートされてパーティー会場へ向かう
途中、レストランの仲間が忙しそうに料理を運ぶ姿を見ていると
彰貴さんがフフと小さく笑った
「あっちで働きたい?」
「ちょっと……気になります…」
「今日は我慢してくれよ?」
「はい…心得ています」
先ほどからチラチラと仲間たちが視線をこちらに走らせてしていく
「那寿奈がいつもより可愛いからみんな気になるんだね…」
「ち、違いますよ…馬子にも衣装と思われてます、絶対」