囚われの雑草姫と美麗冷酷男子の生活
「そこでいいんじゃないか?」
「え?!まだ買う気ですか?」
「だって…これから那寿奈に必要だろ?」
(お金持ちって分からない…)
にこにこしながら改装した部屋に大きなベッドが運ばれて
さらには壁際にドレッサーを設置しようと話し出した彰貴さん…
「要りませんよ!私、滅多にここでお化粧しませんし」
バスルームの横には一般家庭にはあまり見かけない立派なパウダールームがあり
そちらを主に使っている
「そうなのか…じゃぁ」
尚も何かおこうと計画する彰貴さんを制する
「も、もうホントにいりませんからね?」
「まぁオレは那寿奈とのベッドだけで充分だからなぁ」
「…私もそれで充分です…」
嬉しそうな彰貴さんに小さくそう呟いた
私が連れてこられた彰貴さんが使っていた邸宅は実はかつての別荘だったらしく
先日業者が入って改装工事がされた
吹き抜けにある螺旋階段や2階の仕切られた黄色と水色の部屋など
どうも一般的なうちとは違うなぁとは思っていたけれど…
仕切りは取り外しが出来るものだったらしく
壁が取り払われ…黄色と水色の部屋は一つの部屋になった
「すごく広くなりましたね…」
「うん…少しだけだけど那寿奈が作業できるスペースも確保したからね?」
確かに部屋の端に私が最近お義母様と共にハマりだしたジグソーパズルが出来る
机と椅子が用意されていた
「ん?でもあの椅子大きくないですか?」
一人で座るには妙に大きい…
「え?だって那寿奈がパズルをやっている間オレが抱っこするために少し大きめにした
あの位のサイズなら苦しくないでしょ?」
ものすごく嬉しそうに話す彰貴さん…
(それってどうなの?大丈夫なんでしょうか…)
「大丈夫、オレ那寿奈から離れたくないもん」
まるで心の声が聞こえたように彰貴さんが答えて拗ねるように唇を尖らせてから
ベッドに腰かけて彰貴さんが私を呼ぶ
「おいで…那寿奈…」
「はい…」
手を広げて待つ彰貴さんの腕の中にそっと入り膝の上に乗る
「…君がすごく好きだ…もう、那寿奈がいれば他は本当に…何も要らない」
そんなことを彰貴さんに言われて嬉しくない女の人は居るのだろうか
(居ないよね……きっと)
本当に幸せな時間だった
「え?!まだ買う気ですか?」
「だって…これから那寿奈に必要だろ?」
(お金持ちって分からない…)
にこにこしながら改装した部屋に大きなベッドが運ばれて
さらには壁際にドレッサーを設置しようと話し出した彰貴さん…
「要りませんよ!私、滅多にここでお化粧しませんし」
バスルームの横には一般家庭にはあまり見かけない立派なパウダールームがあり
そちらを主に使っている
「そうなのか…じゃぁ」
尚も何かおこうと計画する彰貴さんを制する
「も、もうホントにいりませんからね?」
「まぁオレは那寿奈とのベッドだけで充分だからなぁ」
「…私もそれで充分です…」
嬉しそうな彰貴さんに小さくそう呟いた
私が連れてこられた彰貴さんが使っていた邸宅は実はかつての別荘だったらしく
先日業者が入って改装工事がされた
吹き抜けにある螺旋階段や2階の仕切られた黄色と水色の部屋など
どうも一般的なうちとは違うなぁとは思っていたけれど…
仕切りは取り外しが出来るものだったらしく
壁が取り払われ…黄色と水色の部屋は一つの部屋になった
「すごく広くなりましたね…」
「うん…少しだけだけど那寿奈が作業できるスペースも確保したからね?」
確かに部屋の端に私が最近お義母様と共にハマりだしたジグソーパズルが出来る
机と椅子が用意されていた
「ん?でもあの椅子大きくないですか?」
一人で座るには妙に大きい…
「え?だって那寿奈がパズルをやっている間オレが抱っこするために少し大きめにした
あの位のサイズなら苦しくないでしょ?」
ものすごく嬉しそうに話す彰貴さん…
(それってどうなの?大丈夫なんでしょうか…)
「大丈夫、オレ那寿奈から離れたくないもん」
まるで心の声が聞こえたように彰貴さんが答えて拗ねるように唇を尖らせてから
ベッドに腰かけて彰貴さんが私を呼ぶ
「おいで…那寿奈…」
「はい…」
手を広げて待つ彰貴さんの腕の中にそっと入り膝の上に乗る
「…君がすごく好きだ…もう、那寿奈がいれば他は本当に…何も要らない」
そんなことを彰貴さんに言われて嬉しくない女の人は居るのだろうか
(居ないよね……きっと)
本当に幸せな時間だった