A15
覚えていくのは人の暖かさではなくて。
暖かい涙さえこぼれるのを、避け続けた。
本当は誰かの手を握り、立ち向かい
誰かの胸で涙したかった。
どんな些細なことでも頭を抱え込み立ち止まる
そんな自分が情けなくて苦しかった
友達や家族、意味も分からずに理想を信じれなかった
全てを背負っている気で居たんだと。
素直に見つめられる
ずっと寂しかったと言えないまま笑い合う。
今更だけど、極度の寂しがり屋なあたし。
今周りに居る奴は、それを理解し深く付き合ってくれている
少しだけ自分を話せれば良かったと思う。
そんな日々、あいつに出逢う。
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