A15
自分ってやつ
いつもの空は喋らない
あたしは当たり前が大嫌い
学校に行くのは当たり前
例えば中学生の、あたしにはぴったり
それが切羽詰まる一番の理由
初めから学校なんか興味なかった
気付いたのは中2の二学期だけど。
毎日つまらないの繰り返しにしか見えない
そのうち愛想笑いまで覚えることが出来た
恋愛にも居場所なんか欠片もない
ただ好きなことは音楽と1人の時間
1人で居ることに孤独なんか感じなかった
逆に1人は心地良かったから
誰かと一緒にいるって疲れる
あたしのほんとの本音。
自分が考える何かを
自分以外の人間なんかに理解を求めたくなかった
多分というか1mmも解る奴なんかいないと
そんな日々の中
生きてく意味など、ないに近いと思った
音楽は好きだけど大好きな歌手は
テレビの中だけに存在する人間
この世の中に居るようなリアルはない
寂しいとか泣ける話とか死んでも分からない
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