桃野、悩みなんでも解決します！1

｢真海先生｣



『…なんだ』



｢顔色悪いですけど、大丈夫ですか？｣



『…ああ』



｢ならなぜ、そのドン底に落ちたようか顔をしてるんですか？｣



『…これが俺の普通だ。……人の心配は良いからさっさとお前も寮に戻れ』




私の話が通じていないみたいだ。



私が顔色悪いって言ってるのにも関わらず、彼はこれが普通だって言ってる。



しかも、人の心配良いからって。



そのまま、真海先生に言ってやるよ。




｢なら、真海先生には私の秘密を一つ知っていただきます｣



『…は？』




少し興味を示したのか、顔色の明度がさっきより微かに上がった、良くなったような気がした。