桃野、悩みなんでも解決します!1
私はそう言い、ウインクをした。
私は堂々とずかずかと入り、彼は静かに入った。
彼は緊張をしていたみたいだけど、爽やかをイメージつけるため、姿勢を正して歩くこと、優しい笑顔をつくること、それと『『ありがとう』』を言えること。
この三つを彼に教えた。
これさえバッチリにこなしていれば彼は元から体型も普通だし、ボサボサだった髪の毛をちゃんとブラシでとかして、暗く見える眼鏡をコンタクトにしたら、彼は普通にモテるだろう。
梁瀬くんはその通りに背筋を伸ばし、入って行った。
教室の中で瑠衣くんと佐賀野は梁瀬くんが当たり前にいたかのように梁瀬くんにあいさつをした。
『颯真くん、おっはよー。今日もすごくイケメンだねー』
『梁瀬、おはよう。今日も一段と瑠衣以上にかっこいいな』
『え?!優ちゃん目移りしないでぇ?!』