桃野、悩みなんでも解決します!1
どうよ!と、キリッとした。
『と、とにかく!俺は絶対悩み相談部までの顧問は指導までやらないからな!!』
そう言いきった言葉に私はある手を打った。
やらない、とはっきり言われるとやらせたくなるのが私の本心である。
「ぅぅぅぅっ……、真海先生は生徒の相談に
のってくれないのですね…う"っ、う"っ…。」
真海先生は職員室の周りをキョロキョロと見回した。
『そ、そんな大きな声を出さないで下さい!
わ、わかった!やる!やりますから!』
だったら早く、そう言っておくれよ。
こんな真似をさせて。
『ですが、桃野。もう一つの条件を満たせるか?』
「何ですか?そのもう一つの条件って」
『自分を入れて、七人を集めることだ』