桃野、悩みなんでも解決します!1
『私も悩み相談部で皆の一つ一つの悩みを
桃野さんみたいに解決できたらなって!
だから………その………悩み相談部に入部、
しても良い、かな………?』
私はその時、私の中で何かが弾けた。
ほ、本当っすか……?!
よろよろしながら私は言った。
「本当に、良いの……?美術部とか大丈夫?」
『うん!美術部は文化祭近くになると
忙しいけど、それ以外なら全然大丈夫!』
「ありがとう!」
『いえ、こちらこそ!!』
私は紗羅ちゃんの手をがっちり掴んで
握手を交わした。
「そうだ!これからは部員なんだし、
さん付けはやめようよ!」
ニコッと言うと彼女は言った。