桃野、悩みなんでも解決します!1
『……俺も…桃って呼んで良い?」
恥ずかしそうに言う桐谷くんが
とても微笑ましく、強く頷いて
私は彼の背中をバシッと叩いた。
「あったのりまえだよ!!!
だって澪桜ちょももう友達なんだもん!」
『痛っ…、てか澪桜ちょってなんだよ』
「いつも優しくてクールだから澪桜ちょ、ね!」
『クールだからってのは意味が
わからないけど、どうぞご自由に』
『なんだよー、その「澪桜ちょ」って!!』
「可愛くない?!ちょってつけると!!」
『その桃の感覚はわからないわー』
『そもそも桐谷くんは可愛いタイプなの?』
「澪桜ちょ、照れるとすごーく可愛いんだから!」