桃野、悩みなんでも解決します!1
『っ………』
私はニコッとして言った。
「わけないじゃん!」
『駄犬の桃のくせに俺様を騙すなんて
百年早いからな!!』
「騙してなんかいませんーー。
騙すって辞書で調べてきたらどうでしょうかー」
私はあっかんべーっとした。
すると、星夜が私を追いかけてきた。
『桃、ってめ!俺様を舐めんのも
いい加減にしろよ!』
「星夜こそ、俺様って言うの止めたら?!
もう高二でしょ!社会人でそれ使ったら
速攻でクビだね!!」
『あ?桃のくせに生意気だ!』
「本当のことでしょ〜!!!
もう、屋上で追いかけ回さないでよ〜!!」
『…そうだ、桃』
「あーーー!!!」
『っ…なんだよ、たっくタイミング
良く被ってきて…!!』
「だってだって!!あと、部員三人集めれば
悩み相談部が完成するんだよ!!」