桃野、悩みなんでも解決します!1
真っ白な世界。
その中にいる私。
そして―――、ママ??
「っママ…?」
『あら、望架じゃないの!』
ママはぴょんぴょんと寄ってきた。
これは………夢??
現実??
ママがいるから、現実ではない。
ママが例え、いたとしても………
この白いのは現実の世界ではない。
分かっていても、
現実と信じたい。
「ママ、ママなのっ?」
『何言ってるの、ママに決まってるじゃない!』
「触っても良い?」
『もちろん。娘に触られて嬉しくない人なんていないよ!!』
「だよ、ね」
そう、触れようとした瞬間―――。