桃野、悩みなんでも解決します!1
「っ……!!!」
星夜は私を抱き寄せた。星夜は耳元で囁き言った。
『今は何も考えなくて良い。ただ、休んでいつもの無邪気に馬鹿ツラの桃で居てくれれば……、それで良いから』
っ……なんで、そんなに優しい、の?
さっきまで意地悪じゃん。
口も悪いし、態度も素っ気ないし、
……弄るときだけ生きがいそうな顔してさ、
星夜の精一杯な優しさに私は鼓動がおかしくなった。
なぜか星夜の温もりがすごく優しくて安心に感じて、いつか居なくなりそうで
―――――怖い。
「星夜………」
『…何だ?』
「私の前からいなくならないで、………」