桃野、悩みなんでも解決します!1
望架はいざとなったらすごく頼りになる。
それは梁瀬のときにすごくそう思った。
ま、今はこんなんだけど。
鼻の下伸ばして、下関先輩が汗水流して
ハイタッチしてる姿を見て、かっこいいな〜ちょっと女の子らしくない(どちらかと言うと下品な)声をあげて下関先輩を見てる。
まあ、たまにはそんな顔もいっか。
『なあ、望架ちゃんだったよね?』
『ほら、あれ……、』
『悩み相談部のこと?』
望架がそう聞くと男子たちは輝いた目で頷いた。
杉凪と蔵島の奴…。二人は望架が作った悩み相談部と望架自体に興味があるらしく、
すごく楽しそうに会話が弾んでいた。
そんな二人を見て、俺はハッとした。