桃野、悩みなんでも解決します!1
『体育祭の時期に入ったぞー』
体育祭時期は真海先生の声とともに入った。
みんな、つまらなささそうにして口を噤んでる。
え?
なんで、みんなそんなシーン…みたいな顔してるの?
ここ、体育会系の部活の人、多いよね??
「ねえ、なんでみんなやる気がないの?」
陽に疑問に聞くと陽は言った。
『ある意味、嵐だからだよ』
「えっ」
な、なんすか。
嵐って。
どこかのアイドルグループの名前かな??
『人気が高い人は種目以外にも無駄に走らされる運命だからね』
「ど、どゆこと?」
『つまり、星夜や颯馬、澪桜に輝なんかは
女子に暑い中、追い回されるってわけ』
「それ、陽もでしょ?」
『…まあ』
テンション下がったように言う陽は
すごくどんよりしたように言った。