桃野、悩みなんでも解決します!1

『体育祭の日は、告白をする人も何人かいたからね。去年なんて、星夜は行列で告白されてたからね。イライラがはち切れて帰れぇえ!って怒鳴り散らしたみたいだけどね』



「ああ…、なんか、想像できるかも…」




思わず、クスッと笑ってしまった。




『星夜だけじゃないよ。澪桜も結構ファン多いいし、二校舎の東野も。そのときまだ、付き合ってなかったから結構告白されてたなぁ』



「陽は?」



『え、俺?』




こくりと頷くと陽は言った。




『俺は別に。星夜ほどじゃないよ』




苦笑する陽を見て、私は思った。




モテるなぁー…。
自分を上として見ないところがまた、女子の魅力を引くんだろうな…。なんて呑気に考えてた。

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