桃野、悩みなんでも解決します!1
まあ、うちの親は理事長ともうこの世にはいない母親だから、行くも何もないんだけどね!
そんなことを思いながら、
登校すると空気が一瞬にして眠気が覚めた。
「おっ???」
みんなのやる気がじんじんと伝わった。
つか、怖い。
クラスのみんな殺人貴みたいな顔してる!!!
『桃、お前がその気にさせたんだ。
さっさと巻け』
「は……はい」
星夜の言葉、星夜の顔を見た瞬間の
私から零れかけた半泣きの涙。
頷くことしかできないほどの威圧。
まあ、それと共に嬉しいって気持ちもあるんだけど。
私はハチマキを星夜から渡され巻いた。
『さあ、今日はやるぞ!!!』
『おおおおおう!!!!!』
星夜の声に合わせてみんな声を出した。