桃野、悩みなんでも解決します!1
『『それでは、位置について
よーい………!!』』
バンッ―――
その音とともに力強く、江藤くんは走った。
みんなが応援する中、彼は懸命に走った。
『江藤ーーーーー!!!!頑張れーー!!』
『頑張ってぇーー!江藤くん!!!』
『江藤ーーーーー!やれーーー!!!』
みんな、それぞれに思いがある。
彼は結果、五人走る中、二位だった。
江藤くんはぜいぜいとしながら二位の旗の元に座った。
しょっぱじめから、二位。
一位は紅組の薔薇組だったけど、これからだもんね!
薔薇組の一番になった人は二校舎でもとても人気の高い、有名高峰くんだった。
…だもん、薔薇組の女子がうるさいわけだ。