桃野、悩みなんでも解決します!1
そう。私、桃野望架はお父さんが勤務する学校に行くことを決意した。
それは、三人以外の友達を作るため今まで閉じこもってた殻から出るためでもあった。
なので、中学から仲の良かった三人とは今日でお別れだった。
「ううっうっう…」
『気持ち悪い泣き方しない』
「だだだだってぇ〜…グズッ…」
美可たんに何を言われても私の鼻水と目から
大量の涙は止まらなかった。
鼻水を啜る音とともに私の目から、ドホドボと
流れ落ちてくる大量の涙で目が真っ赤になっていた。
『はいはい、そんな泣かない、泣かない〜』
「葉菜、離れでても親友でいでぐれる?」
『あったりまえじゃーん。何今更なこと言ってるのー?』
「だだだだっでぇ〜…だっでぇ〜…」
顔がぐっしゃぐしゃになりながらそう言うと、葉菜は笑って言ったのだった。